新築マンションを購入すると、最初に選択を迫られるのが、オプションの申し込みです。お部屋のインテリアや設備のグレードアップなど、魅力的なものが少なくありませんが、価格も高額なものが多く、悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。 今回は、新築マンションのオプションを頼む際の注意点について解説するとともに、オススメのオプションについて紹介します。新築マンションを購入して、これからオプションを検討される方は、ぜひ参考にしてみてください。
新築マンションのオプションとはどのようなもの？
新築マンションのオプションは、主に「売主オプション」と「インテリアオプション」の2つに大別されます。売主オプションは、建築中に注文するような基本的に後から施工するのが難しいもので、インテリアオプションは、売主オプション以外のもので入居までに設置されるインテリア周りのオプションのことです。それぞれ以下で簡単に説明します。
売主オプション
新築マンションを購入すると、早々に売主オプションの選択をすることになります。主には、床の材質やダウンライトの増設・キッチンの天板のグレードアップ・浴室のグレードアップなど、後からの変更や施工が難しいものが対象となります。また、売主オプションの費用は、多くの銀行が住宅ローンに含めることができる点も見逃せないポイントです。
インテリアオプション
インテリアオプションは、多くは完成1年前から半年前くらいに、売主が開催するオプション会で注文することになります。代表的なものとしては、オーダーカーテンやエアコン・オーダー家具・エコカラット・フロアコーティングなどがあります。
会場は、モデルルームや百貨店などの催事場でおこなわれことが多いようです。こちらも売主オプション同様に、入居までには施工・設置が完了します。ただし、売主オプションのように住宅ローンに含めることはできませんので、資金計画に際しては注意が必要です。
新築マンションでオプションを頼む際の注意点
オプションを頼む際には、いくつか注意点があります。ここではとくに気をつけたい3つの注意点について解説していきます。
売主オプションは申込期限がある
売主オプションを注文する場合に一番気をつけなければならないのは、申し込みの期限があることです。しかも締め切りが早いことも多く、第二期販売期間あたりだと、すでに締め切られている可能性も高いでしょう。
インテリアオプションの相場が高め
売主が開催するオプション会で販売されるオプションは、基本的に割高です。オプションによっては、入居後にリフォームで施工したり、自分で購入したりするほうが安く済むものもあります。もちろん、窓口がひとつで済み、購入する部屋専用に施工をしてもらえるので、高いなりのメリットもあります。
こういったメリットと、一般市場価格との差や、後から施工しにくいかどうかなどを考慮して、判断するのがよいでしょう。また、インテリアオプションを安い外注の施工会社に依頼する方法もあります。
選択肢が少ない
売主から提示されるオプションは、選択できる仕様が限定され、選択肢が少ないことが多いでしょう。売主オプションは致し方ないとしても、インテリアオプションの方は、自分で探せばとても多くの選択肢が増やせます。ただし、オプション会であればすべて1ヶ所への申し込みで完結しますが、自分で探す場合は、すべて別々に探して対応する苦労が伴うことになります。
新築マンションでオススメのオプションとその理由
ここまで売主オプションとインテリアオプションの違いや、注意点について解説してきました。では、どういったオプションがオススメなのでしょうか？デザインに関わるものは個人の趣向がありますので、ここでは機能性が優れ、かつ後からは施工しにくいものという観点から、オススメを5つほどご紹介します。
間取り変更
最近の新築マンションは、間取りをオプションで選択できるものが多いでしょう。たとえば3LDKを2LDKにして広々使えるようにするなど、住む人の家族構成やライフスタイルにより、間取りは大きく影響するものです。後からリフォームしようとすると、壁や床・天井などの内装をやり直すことになり、かなり費用が追加でかかってしまいますので、オプションで希望の間取りがある場合は、申し込むことをオススメします。
フロアコーティング
フロアコーティングは、入居前の施工が一番オススメです。なぜなら、入居後に家具類を搬入した後では、コーティングがやりにくく、家具の移動なども大変だからです。状況によっては移動できないものがあり、コーティングができない部分が発生してしまうようなこともあり得ます。また、新しい床を長持ちさせるためにも、最初からコーティングすることをオススメします。
エコカラット
エコカラットは、天然の粘土鉱物などを原料とした内装用壁材で、高いデザイン性と機能性からとても人気が高いです。その機能とは、超微細構造の材質により、湿気は通すけど水や汚れはほぼ通さないというものです。
そのため、湿度を調整してくれ、気になるにおいや有害物質を低減し、お手入れも簡単という特徴をもっています。玄関やトイレに施工したり、タイル状のデザインからリビングの一部にアクセントとして施工したりする方が多いようです。
電源やLANコネクター増設
電源やLANコネクターは、いざ使いたい場所にないと、とても不便です。しかし、後から増設しようとすると、電気工事を伴い、大がかりとなってしまいます。ある程度電機製品やパソコンの置き場所が決まっていて、そこに電源やLANコネクターがない場合は、オプションで増設を申し込んでおいたほうが楽です。
玄関ドアの電気錠
鍵をカバンから出さなくても、ドアのボタンを押す、もしくは近づくだけで開錠できる機能で、昨今人気の機能です。必ずしも必要な機能ではありませんが、一度使うとかなり便利で、元に戻れないとの話もよく聞かれます。
後からインターネットなどで安く自分で購入することもできますが、ドアノブや鍵の形状により付けられる機種に制限があり、後付けでは付けられない場合もあることから、使いたい機能であれば、オプションで申し込むのがオススメです。
まとめ
新築マンションのオプションを頼む際は、申込期限や市場価格との差に注意し、ご自身にとっての必要性や後から必要になっても施工しやすいかなどを考慮しながら、選択するようにしましょう。売主が開催するオプション会では、思ったような選択肢がなかったり、価格が高くて悩んだりしている方は、外注でのインテリアオプション会社への相談を検討してみてください。 「京都インテリアデザイン」は、インテリアオプション事業を開始して23年以上、5000件を超える実績を誇っております。新居で安心してご利用いただける各種インテリア商品や、生活に便利な設備商品など、快適なお住まい空間作りをお手伝いいたします。まずは、お気軽にお問い合わせください。
