家具の色がバラバラ?!統一しないとダメ?!

お店で雑貨や家具を見て、「これかわいい!」「これいいな!」と好きなものを購入して実際お部屋に並べてみると「あれ?」と思う事、1度は経験あるかと思います。

とくに家具はサイズが大きいため、存在感も出ます。
そのため家具の色があまりにバラバラだと、ちぐはぐな印象になる事がありますが、簡単なコツ・ポイントを知っていればインテリアに統一感がでて、グッと素敵なオシャレな空間になります。

家具の色について

色の解説の前に少し木目の家具のお話を。

ダイニングテーブル、チェア、オープンラック、棚、収納家具などでよく使われるのが木製家具です。

同じ種類の木から採れた木材でも自然のものなので、それぞれ個体差や微妙な色の違いがあります。

そのため、木製建具は同じ色にするのは難しいです。

あまり同じ色!!に、とらわれすぎるとメリハリのない単調なお部屋になってしまいます。

メインの木製建具に似た系統の色味をもってくれば色は違ってもまとまって見えます。
例えば濃い茶色です。
全てを濃い茶色でまとめてしまうより濃い茶色の中に明るい茶色を入れることでメリハリが出ます。

家具の色味

色々な色味を使ってしまいお部屋の中が統一感がなくごちゃごちゃになってしまっている時は、色を使いすぎている事が多いです。
あまりに欲張りすぎて沢山の色を使いすぎるとお部屋がごちゃごちゃしてしまいまとまりのないお部屋になってしまいます。

メインの色を決める

メインで使う色は3色までに控えることをおすすめします。
なるべく3色までに決めほかの色は使わないようにして、どうしても使いたい場合は差し色として少し使う程度に抑えてください。

色のお話

色の配色比率として【70:25:5の法則】というものがあります。
内容は下記のとおりです
—————————————
70:ベースカラー
20:メインカラー
  5:アクセントカラー
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ベースカラー

最も大きな面積を占めるベースカラーは70%です。
例えば床、壁、天井などお部屋の大きな面積にあたる色のことをベースカラーといいます。

メインカラー

2番目に広い面積をメインカラーは25%です。
例えば家具やラグマット、カーテンなどのメインカラーといいます。
お部屋のイメージカラーになる色ですね。

アクセントカラー

アクセントカラーは5%です。

クッションや小物、小さな色のことをいいます。

この【70:25:5】の法則を意識するとお部屋の印象をバランスよく見せてくれます。

 

ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーの役割

ベースカラーの役割

ベースカラーは3つのカラーの中で最も大きな面積を占める色です。
お部屋でいう床・壁・天井。メインカラーやアクセントカラーの邪魔にならない色を選ぶといいですね。
一般的に壁や天井は白を使われる事が多いです。床は木目や薄い色を使われることが多いですね。

メインカラーの役割

メインカラーは名前の通りですがデザインの中心となる、主役となる色です。
家具、カーテン、ラグマット。   このメインカラーでお部屋のイメージがほぼ決まります。

基本的に家具は床の色に合わすと違和感なく見えるとも言われています。
ただ引っ越しの度に家具を買い揃える訳にはいかないので、お持ちの家具を使われる場合はラグマットをひいて床が見える面積を減らす事がポイントになります。
後は床と似た色の雑貨などをお部屋に置くと馴染みやすくなります。

アクセントカラーの役割

こちらも名前の通りですがお部屋にワンポイントのアクセントをつけたい時に使用する色です。
なかなか大きな家具やカーテンにビビットな色などは使いにくいですが小さい小物なら取り入れやすいですよね。

 

高さや奥行きのサイズを揃える

色がバラバラでもサイズ感を統一する事でまとまりが出やすくなります。

 

素材を揃える

例えば布地と布地、木材と木材、といった組み合わせですね。
色がバラバラでも素材を揃える事で統一感が出ます。

あえてバラバラの色の家具と同じ色合いの物を追加する

全く同じ色を追加する、ではなく色合いです。
例えば「赤」をメインで使われているなら、オレンジなどで小物を揃えると違和感なくまとまったイメージになります。

おもいきってバラバラの色を楽しむ

色も素材もあえてバラバラにしてカラフルでポップなイメージのお部屋も可愛いです。
統一感がなさそうにイメージされるかもですが、明るく楽しいイメージのお部屋も良いのではないでしょうか?

 

これからお買い物をされる方へのポイント

雑貨屋さんへ行くとつい可愛くて沢山購入してしまいますがポイントとして

バランスを考える

小さい雑貨をたくさん飾るより大きいものを少し飾るほうがバランスがとりやすくて初心者さんにはお勧めです。

ディスプレイをまねる

インテリアショップなど実際の雑貨や家具がディスプレイされていますよね。
ご自身のお部屋とイメージが違っても真似できるポイントが必ずあるので写真を撮って後で見返して実際に飾る時のヒントになります。

飾る場所を決めて買う

最近はプチプラ雑貨がたくさんあります。
お手頃な価格で可愛いので、つい買ってしまいますが購入する前に先に飾る場所を用意するか、飾る場所を決める、イメージする、事もとても大事です。
お手頃価格で可愛いですが必ずイメージしてくださいね♬

高さも意識する

高さもとても重要です。
家具がバラバラでも高さが揃ってると不思議とお部屋がスッキリ広く見えます。
なかなか高さを揃えるのも難しいですが例えばですが奥から背の高い順に配置するのも効果的です。

まとめ

バラバラの色でも、色、素材、高さ、ディスプレイなどで統一感をだし素敵なお部屋にする事は可能です。
お買い物をしたあとに「あれ?」とならない様に、その単品を見て可愛いから購入するのではなくイメージしてから購入する事も大事です。
お買い物の時や模様替えの時に少し意識してみてください。

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