カップボードとは?種類と特徴、選び方のコツまで詳しく解説!

キッチン収納家具の中で、最近よく耳にするのが、カップボードです。キッチンの中でも存在感があり、自分の家にもおしゃれなカップボードが欲しいという方もいらっしゃるでしょう。しかし、カップボードは種類が多くて選ぶのが大変です。そこで今回は、カップボードの種類や特徴、選び方のコツまで詳しく解説していきます。

カップボードとは

カップボードとは、食器棚のことで、キッチンボードとも呼ばれています。カップをしまうボード(棚)という意味で、もともとはカップのみを収納する棚でした。紅茶を愛するイギリス人たちが、大切なティーカップを収納するためだけに使用していた食器棚です。
徐々にサイズが大きくなり、ティーカップ以外のものも収納できるようになり、現代の形となりました。収納以外にも、料理の補助スペースとして活用できるものもあります。

カップボードの2つの型と特徴

カップボードには、据え置き型と造り付け型の2種類があります。据え置き型は家具としてのカップボードで、家具屋さんにあるほとんどのものがこのタイプです。対して、造り付け型は、床や壁に直接設置されているカップボードになります。カップボードのそれぞれの特徴について解説します。どちらのタイプにもメリットがあるため、目的に合わせて選びましょう。

据え置き型

家具として、床に設置することができるため、工事の必要がないのが特徴です。位置を変えたい場合でも、簡単に動かすことが可能です。加えて、造り付け型のカップボードに比べて、費用が安いのも特徴のひとつです。

家具屋さんやネットなどで、気に入ったデザインがあれば、気軽に購入することができます。ただし、既製品を購入することになるため、「サイズが合わない」「隙間ができてしまう」といった問題が起こる場合もあるため、設置スペースのサイズの確認は怠らないようにしましょう。

造り付け型

造り付け型は、セミオーダー、またはフルオーダーで選びます。そのため、設置スペースのサイズに合わせてカスタマイズすることが可能です。無駄なスペースをなくせるため、スタイリッシュな見た目にすることができ、隙間の掃除も必要ありません。
壁や床に固定しているため、耐震性に関しても安心することができます。据え置き型に比べて費用が高くなってしまいますが、ユニットごとに選べるセミオーダーにすることで、価格を抑えることも可能です。

カップボードの形

カップボードの形には「トール」「カウンター」「トールカウンター」の3種類があります。形によって、使い心地が異なってくるため、ここで解説していきます。

トール

トールは、カップボードを食器棚として使いたい方にオススメの形状です。棚全体を収納スペースとして作られているため、収納力に秀でています。キッチン家電を置く場所や作業スペースはなくなってしまいますが、その分多くの食器をしまうことができます。食器の数が多い方や大家族の方にオススメの形となっています。

カウンター

カウンターは、料理のときのスペースを確保したい方にオススメの形状です。上下の収納スペースが分離しているカウンターは、間のスペースを料理スペースとして活用したり、キッチン家電を置いたりすることができます。電子レンジや炊飯器を置くことで、効率的に料理をすることが可能です。

トールカウンター

トールカウンターは、トールとカウンターのいい部分を取り入れたカップボードの形状です。食器の収納力を保ったまま、家電を置くこともでき、作業スペースを確保することが可能です。

カップボード選びに失敗しないためのコツ

造り付け型のカップボードは、工事を必要とするため、簡単に変えることができません。取り付け後に後悔しないために、ここでは、カップボード選びに失敗しないためのコツをご紹介いたします。

カップボードの種類を決める

上記で説明したカップボードの種類のうち、どのタイプが欲しいのか明確にしておきましょう。収納スペースが欲しいのか、作業スペースが欲しいのか、自分の「欲しい理由」にあった種類のカップボードを選ぶことで失敗を防ぐことができます。

カップボードを置くスペースを決める

カップボードの置くスペースを事前に考えるのも、失敗をなくすためのコツです。現状でぴったりなサイズを計測することも大事ですが、将来のことを考えることも大切です。
たとえば、「今よりひとまわり大きな冷蔵庫が欲しい」「今の電子レンジを、今後、高性能なオーブンレンジに買い替えたい」といった場合、少し余裕をもたせた採寸をしましょう。こうすることで、キッチン家電を買い替えたけど入らないといった失敗を防ぐことができます。

色やデザインを考える

カップボードを含めたキッチンのデザインも、インテリアの一部です。セミオーダーやフルオーダーでは、色や素材、扉の開け方まで、選ぶことができます。キッチンやダイニングとの調和を考えてカップボードを選ぶことで、おしゃれなキッチンを作ることができ、失敗を防ぐことが可能です。

まとめ

カップボードは、型や形状など種類が豊富です。自由度が高いからこそ、何を選べばいいのかわからなくなってしまいます。 私たち「京都インテリアデザイン」では、カップボードなども含めたインテリアのデザインを総合的におこなっております。インテリアデザインについて不明点やご相談ごとがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。